第13回 僕たちが選んだ環境対策

こんにちは!

腕立てとクランプを毎日やり続け60日が経過したbackroomKeiです。backroom(バックルーム)

 

現在、水面下では様々なクリエイターさん達とモノづくりがスタートしており、ワクワクする毎日を過ごしております。

 

今日は自然にやさしい副資材(ふくしざい)のお話です。

 

僕たちはブランドとしての位置づけを取っていないので、製品に大きくロゴが入ったりしません。しかし完全に何も印が無い状態だと製品に対する保証ができなくなってしまいます。だからタグだけは製品のどこか目立たない所に入れる予定です。

 

その共通タグが先日できあがってきました。

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自分たちが立ち上げたビジネスでのタグができるというは、とても嬉しいものですね。

 

こうした商品に付随する細かなモノを僕たちは「副資材」と呼んでいます。

その副資材が現在どんどん決定していっております。

 

副資材は環境対策をしたもの

backroomを立ち上げた当初から環境に対する配慮はしたいと考えていました。かといってスタートアップの僕たちにはできることが少ない。だから自分たちができることから環境対策をしようと副資材を環境対策された素材を使うと決め、先日でき上がってきました。

 

サトウキビの廃材からできた紙

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これは製品タグです製品名やJANコードが記載されるので管理上絶対に必要なタグになります。この商品タグの素材はバガスパルプを配合した紙です。

 

バガスとは?
さとうきびから、砂糖を搾取したりバイオマスエタノールを抽出したりした後、茎や葉などの大量の絞りカスが発生します。この残渣(ざんさ)がバガスとよばれるもので、年間約12億トン生産されるサトウキビから約1億トン(乾燥重量換算)のバガスが発生します。

 

その一部は、ボイラーの燃料となり、砂糖の製造の動力源となりますが、残りは廃棄されます。この余剰バガスは植物繊維ですので、木材と同様に紙の原料であるパルプになります。

 

バガスは砂糖生産における副産物であり、未使用資源です。このバガスを紙の原料として使用することにより木材の使用量を減らすことができます。

 

言われなければ普通との紙と遜色ない紙質です。

 

放置された竹林を活用

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これは僕たちの製品に添付される封筒です。この封筒の紙は国産竹100%を原料にしています。かつては日本人の生活や文化に密着し、使用された竹が生活様式の変化や代替品へ変化したことが主な原因で、国内の竹林が管理されずに放置されたままになっています。

 

管理されていない竹林の勢いは凄まじく森林や里山を侵食します。成長の早い竹ですが、空洞のため伐採、運搬、製紙原料としてのチップ加工等は木材に比べて効率が悪く、紙の材料としてはほとんど扱われません。鹿児島県の薩摩川内市において国産竹の有効活用に取り組み始め、生まれたのがこの竹紙になります。

 

竹が原料だからバキバキの感触を想像される方もいるでしょうが、実際はしっとりした肌さわりで適度な柔らかさがあります。まさに封筒にピッタリな素材です。

 

 

自然の力で分解するプラスチック

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これは製品とタグを結びつけるロックスピンと僕たちが呼んでいるパーツです。

糸の先端に白いプラスチックがありますよね?このプラスチックは生分解性プラスチックと呼ばれるモノで100%PBS(ポリブチレンサクシネート:植物由来のコハク酸と1,4ブダンジオール)です。つまり土の微生物の微生物によって水とCO2に分解されます。紐の部分は綿か麻が使われているので、こちらも自然の力で分解されます。

 
こちらも見た目は普通のロックスピンと変わらないです。

 

環境対策をした副資材の難しさ

しかし良いことばかりではありません。例えば耐久性で言えば石油由来の方が経年変化や温度に強い場合が多いです。

しかし僕たちの製品には、あえてこの副資材を使うことにしました。

 

梱包材も可能な範囲で簡素・自然由来にする予定ですが、残念ながら100%とはいかない部分もあります。

製品自体に何か問題があっては本末転倒だからです。このバランスがいつも僕たち造り手側の悩み所だったりします。

 

自然に環境に優しい状態になりたい

僕たちが地球環境を全て良くするとは言えませんが、無理なくできることから環境に対して配慮していきます。

無理をすれば途中で倒れてしまうこともあります。もし倒れて元に戻してしまえば、歩みを止めてしまうことになってしまいます。

 

この取組であれば無理をしないので持続可能というのも大きなポイントです。僕たちを選んでもらえれば自然と環境対策になる。そんなモノづくりをしていきたいと考えています。

僕たちの環境に対する取り組みは始まったばかりですが、モノづくりを通じて可能な限り実行していこうと思います。

 

本日も閲覧ありがとうございました。


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